いとあはれ。 中学生の古文 「をかし(おかし)」と「あはれ」の違い|極上の受験勉強法

枕草子『虫は』わかりやすい現代語訳と文法解説 / 古文 by 走るメロス

いとあはれ

東京都府中市の大学受験プロ家庭教師『逆転合格メーカー』のコシャリです。 いつも独学受験. jpにお越しいただきましてありがとうございます。 助動詞: 薄緑のマーカーです 敬語: 緑のマーカーです 係り結び: オレンジのマーカーです。 音便: 水色マーカーです こんにちは。 コシャリです。 そろそろ、虫の季節ですね。 今回は清少納言さんが、 ちょーかわいい虫について語ってくれました。 虫はすずむし。 ひぐらし。 まつむし。 きりぎりす。 はたおり。 われから。 ひを虫。 ほたる。 品詞分解 虫 名詞 は 係助詞 すずむし。 名詞 ひぐらし。 名詞 蝶。 名詞 まつむし。 名詞 きりぎりす。 名詞 はたおり。 名詞 われから。 名詞 ひを虫。 名詞 ほたる。 名詞 みのむし、いとあはれなり。 鬼の生み たりければ、 親に似てこれも恐ろしき心あら むとて、 親のあやしききぬ引き着せて、 「いま、秋風吹か むをり ぞ 来むとする。 待てよ」 と言ひおきて、逃げて往に けるもしら ず、風の音を聞き知りて、 八月ばかりになれば、「ちちよ、ちちよ」とはかなげに鳴く、 いみじうあはれなり。 」 品詞分解 みのむし 名詞 いと 副詞 あはれなり。 ナリ活用形容動詞「あはれなり」終止形 鬼 名詞 の 格助詞 生み マ行四段活用動詞「生む」連用形 たり 完了の助動詞「たり」連用形 けれ 過去の助動詞「けり」の已然形 ば 接続助詞 親 名詞 に 格助詞 似 ナ行上一段活用動詞「似る」連用形 て 接続助詞 これ 代名詞 も 係助詞 恐ろしき シク活用形容詞「おそろし」連体形 心 名詞 あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形 む 推量の助動詞「む」終止形 と 格助詞 て 接続助詞 親 名詞 の 格助詞 あやしき シク活用形容詞「あやし」連体形 きぬ 名詞 引き着せ サ行下二段活用動詞「引き着す」連用形 て 接続助詞 「いま 副詞 秋風 名詞 吹か カ行四段活用動詞「吹く」未然形 む 仮定婉曲の助動詞「む」連体形 をり 名詞 ぞ 係助詞 来(こ) カ行変格活用動詞「来(く)」未然形 む 意志の助動詞「む」終止形 と 格助詞 する。 サ行変格活用動詞「す」連体形(「ぞ」結び) 待て タ行四段活用動詞「待つ」命令形 よ」 終助詞 と 格助詞 言ひおき カ行四段活用動詞「言ひおく」連用形 て 接続助詞 逃げ ガ行下二段活用動詞「逃ぐ」連用形 て 接続助詞 往に ナ行変格活用動詞「往ぬ」連用形 ける 過去の助動詞「けり」の連体形 も 係助詞 しら ラ行四段活用動詞「知る」未然形 ず 打消の助動詞「ず」連用形 風 名詞 の 格助詞 音 名詞 を 格助詞 聞き知り ラ行四段活用動詞「聞き知る」連用形 て 接続助詞 八月 名詞 ばかり 副助詞 に 格助詞 なれ ラ行四段活用動詞「なる」已然形 ば 接続助詞 「ちちよちちよ」 副詞 と 格助詞 はかなげに ナリ活用形容動詞「はかなげなり」連用形 鳴く カ行四段活用動詞「鳴く」連体形下に「ことは」を補う いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便 あはれなり。 」 ナリ活用形容動詞「あはれなり」終止形」 ぬかづき虫、またあはれなり。 さる心地に道心おこしてつきありくら むよ。 思ひかけ ず、くらきところなどに、ほとめきありき たる こそ をかしけれ。 蝿 こそ、にくきもののうちに入れ つべく、 愛敬なきものは あれ。 品詞分解 ぬかづき虫 名詞 また 副詞 あはれなり。 終助詞 思ひかけ カ行下二段活用動詞「思ひかく」未然形 ず 打消の助動詞「ず」連用形 くらき ク活用形容詞「くらし」連体形 ところ 名詞 など 副助詞 に 格助詞 ほとめき カ行四段活用動詞「ほとめく」連体形 ありき カ行四段活用動詞「ありく」連用形 たる 完了の助動詞「たり」連体形 こそ 係助詞(係り結び) をかしけれ。 シク活用形容詞「をかし」已然形(「こそ」結び) 蝿 名詞 こそ 係助詞(係り結び) にくき ク活用形容詞「にくし」連体形 もの 名詞 の 格助詞 うち 名詞 に 格助詞 入れ ラ行下二段活用動詞「入る」連用形 つ 強意の助動詞「つ」終止形 べく 当然の助動詞「べし」連用形 愛敬なき ク活用形容詞「愛敬なし」連体形 もの 名詞 は 係助詞 あれ。 ラ行変格活用動詞「あり」已然形(「こそ」結び) 人々しう、かたきなどにすべきものの大きさにはあら ねど、 秋など、ただよろづのものにゐ、顔などにぬれ足してゐるなどよ。 人の名につき たる、いとうとまし。 品詞分解 人々しう シク活用形容詞「人々し」連用形「人々しく」ウ音便 かたき ク活用形容詞「かたし」連体形 など 副助詞 に 格助詞 す サ行変格活用動詞「す」終止形 べき 当然の助動詞「べし」連体形 もの 名詞 の 格助詞 大きさ 名詞 に 断定の助動詞「なり」連用形 は 係助詞 あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形 ね 打消の助動詞「ず」連已然形 ど 接続助詞 秋 名詞 など 副助詞 ただ 副詞 よろづ 名詞 の 格助詞 もの 名詞 に 格助詞 ゐ ワ行上一段活用「ゐる」連用形 顔 名詞 など 副助詞 に 格助詞 ぬれ足 名詞 し サ行変格活用動詞「す」連用形 て 接続助詞 ゐる ワ行上一段活用「ゐる」連体形 など 副助詞 よ。 終助詞 人 名詞 の 格助詞 名 名詞 に 格助詞 つき カ行四段活用動詞「つく」連用形 たる 完了の助動詞「たり」連体形 いと 副詞 うとまし。 シク活用形容詞「うとまし」終止形 夏虫、いと をかしうらうたげなり。 火 近うとりよせて物語など見るに、草子の上などに飛びありく、 いとをかし。 蟻は、いとにくけれど、かろび いみじうて、水の上などを、 ただあゆみにあゆみありく こそをかしけれ。 品詞分解 夏虫 名詞 いと 副詞 をかしう シク活用形容詞「をかし」連用形「をかしく」ウ音便 らうたげなり。 ナリ活用形容動詞「らうたげなり」終止形 火 名詞 近う ク活用形容詞「近し」連用形「近く」ウ音便 とりよせ サ行下二段活用動詞「とりよす」連用形 て 接続助詞 物語 名詞 など 副助詞 見る マ行上一段活用「見る」連体形 に 格助詞 草子 名詞 の 格助詞 上 名詞 など 副助詞 に 格助詞 飛びありく カ行四段活用動詞「飛びありく」連体形 いと 副詞 をかし。 シク活用形容詞「をかし」終止形 蟻 名詞 は 係助詞 いと 副詞 にくけれ ク活用形容詞「にくし」已然形 ど 接続助詞 かろび 名詞 いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便 て 接続助詞 水 名詞 の 格助詞 上 名詞 など 副助詞 を 格助詞 ただ 副詞 あゆみ マ行四段活用動詞「あゆむ」連用形 に 格助詞 あゆみありく カ行四段活用動詞「あゆみありく」連体形 こそ 係助詞(係り結び) をかしけれ。 シク活用形容詞「をかし」已然形(「こそ」結び) この記事を読んだ人は下の記事も読んでいます お役に立てましたらランキングをクリックしていただけると大変うれしいです。

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いとあわれ。

いとあはれ

伊勢物語絵巻卅九段(ともし消ち) 絵巻物で読む 伊勢物語 |||||||| 伊勢物語絵巻卅九段(ともし消ち) むかし、西院の帝と申すみかどおはしましけり。 その帝のみこたかい子と申すいまそかりけり。 そのみこうせ給ひて、おほむ葬の夜、その宮の隣りなりけるをとこ、御葬見むとて、女車にあひ乗りて出でたりけり。 いと久しう率て出でたてまつらず。 うち泣きてやみぬべかりかるあひだに、天の下の色好み、源の至といふ人、これも物見るに、この車を女車と見て、寄り来てとかくなまめくあひだに、かの至、ほたるをとりて、女の車に入れたりけるを、車なりける人、この蛍のともす火にや見ゆらむ、ともし消ちなむずるとて、乗れるをとこのよめる。 出でゝいなば限りなるべみともし消ち年へぬるかと泣く声を聞け かのいたる、かへし、 いとあはれ泣くぞ聞こゆるともし消ち消ゆるものとも我は知らずな 天の下の色好みの歌にては、なほぞありける。 至は、順が祖父なり。 みこの本意なし。 (文の現代語訳) 昔、西院の帝と申す帝がいらっしゃった。 その帝の皇女でたかい子と申すお方がおいでになった。 その皇女がお亡くなりになり、葬式の催された夜、その皇女の御殿の隣りに住んでいた男が、葬儀を見ようとして、女車に同乗してやって来た。 (しかし)なかなか棺が出てこなかった。 (そこで)ただ泣くだけでおしまいにすべきかなと思っていたところ、天下の好色男、源の至と言う人が、やはり見物をしておったが、この車を女車とみると、寄ってきて、なにかと色めいたことをした。 (そして)その至が、蛍を捕まえて、女の車の中に入れたところ、車の中にいた男は、この蛍のともす光で顔を見られてしまうかもしれぬ、(だから)このともしを消してしまおうといって、歌を読んだ。 (棺が御殿から)出て行ってしまっては、永遠の別れとなるでしょうから、ともしびを消して、(皇女が)何年もの長い間生きておられたかと思いながら泣く(私の)声を聴いてください あの至は、返事をして ほんとうに悲しい事です、(あなたの)泣き声は私にも聞こえます、ともしびを消したといわれますが、私には悲しみがそう簡単に消えるとは思われません 天下の色好みの歌にしては、平凡であったことよ。 至は順の祖父である。 (こんなことをするのでは)皇女の葬儀も台無しである。 簾の下から下簾が覗いているところを描いているが、これによって、この車が女車だということがわかる。 その車に向かって、一人の男がたわむれかけている、車の中の簾の影には男の姿らしいものが伺える (付記) 車の中の男を業平だとすると、この話に出てくる三人のキーパーソンの関係が注目される。 業平と源至はともに桓武天皇のひ孫にあたり、また祟子内親王は孫にあたる。 だから、内親王の葬儀に業平と至が参列するのは、十分ありうる話である。 この話の中の至は、色好みのひょうきん者ということになっているが、実際の至がその通りだったという証拠はないようだ。 | 作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved C 2014-2015 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである.

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「超エモい」は「いとあはれ」の子孫である件|森往来のメモ~圏外の記録|note

いとあはれ

「本日もいとをかし!枕草子」のナゴンさんのあとに、こちらのシキブさんの「人生はあはれなり…紫式部日記」を拝読しました。 面白ーい!両者を読み比べてみると、この時代の女性というものが見えてきますね。 一見、男尊女卑で差別されているように見えても、やっぱり何だかんだと強かに生きているようです。 じゃないと平安時代400年も持たないですよね。 でもう~ん、ごめんなさい、両者見比べると、私はやっぱりナゴンさん派。 どっちも同じ境遇なのにも拘わらず、見えたものが全然違ってた…わけではなく、サロンごとじわじわと滅びていったナゴンさんの方が、運命を考えればどう見ても、シキブさんよりも薄倖。 それでもこれだけ宮仕えを楽しみ、一点の憂いも面に出さず、最後まで明るさを保ち続けてたのはカッコいい! 多少漢籍の知識をひけらかして陰で嫌われてたって、言いたい奴には言いたいように言わせておけばいい。 私だって言いたいこと言ってんだしw 人生短いんだから、生きたいように生きるべき。 男だってどうせ自己顕示欲とハッタリで生きてるんだもの、女がそれをしちゃ、なぜダメなわけ? 自分はいつ何時でも、ナゴンさんのようにポジティブに生きたいタイプです。 シキブさん、確かに漢籍の才能を表に出せなかったのは残念かもしれないけれど、こんなにも文才を認められ、誰もが羨む出世を遂げ、ときめく殿方たちは目の前に揃ってる、楽しもうと思えば楽しめたろうに、何をこんなにじめじめと…w ナゴンさんがイマドキ20代OL女子なら、シキブさんはコミュ障オタク系女子。 「私は出世も恋も要らないのっ。 家でずーっと腐女子して、二次元の恋に萌えてたいの!贅沢な悩みだと蔑むなら蔑みなさいよ。 辛いもんは辛いのよ~!」という叫びが聞こえてきそうです^^; うん、解る、気持ちは解るけどね^^; シキブさんの方が繊細ではあるけれど、時々チラ見えるのは同性への驚きの冷たさ。 強盗に身ぐるみ剥がれて、裸で泣き叫んでいた同僚女子二人が、翌朝何事も無さげに出社してくる姿を見て「思い出すと笑えるなんて言えないわw」って。 何という辛辣ぶり… 顔を見られても恥だった時代、大勢に裸を見られた彼女たちの身の置き所ない心地たるや、身内に恥かかされたシキブさんどころではなかったでしょうに。 まあ、作家としてはこの位の観察的目線がなきゃ、あれほど多様な「女」は書けないのでしょうけど… サロンの雰囲気は、定子様の時と彰子様の時では、確かに全然違ったんでしょう。 でもこれはシキブさんの性格が、彼女の気質にピッタリ合った場所を招き寄せたんじゃ…って気も。 明朗で冗談好きの詩人の父(清原元輔)から「お前は賢い子だぞ!」と褒められ、のびのび育ったナゴンと、大学者で人嫌いで偏屈な父(藤原為時)から「男ならその知性も生きたろうに、無用の長物を持ってしまったな…」と嘆かれたシキブ。 父親の一言がここまで娘たちを変える。 育った環境って大きいですね。 でも、私は源氏物語が大好きです。 原書には流石に歯が立ちませんが、寂聴源氏も谷崎源氏も田辺源氏もあさきゆめみしも読みました。 なのに紫式部日記は一度も紐解いたことが無かったんですが、このマンガを読んで、読みたくなりました。 原文も載っていますが、一度、ちゃんと通しで読んでみようかな。 面白かったのが、シキブの女流作家&詩人への人物批評。 ああ、これってシキブさん、源氏に登場する女性たちに投影させたんだろう…と、興味深く読みました。 性に放埓で妖艶な美女・和泉式部は朧月夜。 または女三宮や浮舟。 男を手玉にとって、不倫の何のとだらしないわね、絶対、幸せになれないわよ。 どうせそのうち、行き詰まって出家することになるわ、こういう女は。 …というかその色気妬ましいっ!胸チラとかすんな!文句ある!?(シキブ)。 真面目一徹な赤染衛門は、恐らく明石の女御や花散里。 夫一途に尽くす貞淑な妻、これぞ女の鏡。 やっぱりその思慮深さは歌にも表れるもの、後にきっと報われるわ。 …というか色気が無くて女の妬みをかき立てない所が良い(シキブ)。 それにしても頭に来るのは、あの女。 逢ったことが無いけど清少納言。 私に許されなかった自由奔放な生き方しやがって、羨ましいったらコノヤロー。 ろくな死に方しないわね。 その清少納言は…「雨夜の品定め」の中で男たちの話題に上がる「寝物語が漢文の女」でしょうか。 あんな女はね「鬼とでも連れ添った方がまだマシ」って書いてやるわよ。 私の愛する夫まで貶したんだから。 浮気者で感心出来ない夫だったことは確かだけど、それでもあの女にだけはダーリンのことを派手の悪趣味のと笑われたくないのよ(シキブ)。 帝に深く愛されながらも、時世に痛めつけられて儚く散り、帝の心に大きな空洞を残して去った薄倖の美女・桐壺更衣は、シキブのライバルであるナゴンがお仕えしていた定子様。 だとすれば、初めのうちは誰からも顧みられぬ寂しい境遇ながら、真面目な努力家ゆえに、徐々に賢妻と呼ばれるようになり、愛も名声も勝ち得た明石の女御や、その娘である明石の中宮は、恐らく彰子様でしょう。 夫の前妻である故・定子様を妬むことなく敬愛し、その忘れ形見を、我が子として可愛がって育てる姿は、源氏物語の最高の美華、紫の上の姿とも被ってきます。 早逝した仲良しの姉、控えめで愛らしかったのに儚く散ってしまった親友の小少将の君… 彼女らはきっと、夕顔や、薫に愛された大君。 死後も愛する人の面影を忘れ得ぬ一途で美しい殿方が、彼女らの傍らに一人でもいたと、シキブは信じたかったのではないでしょうか。 「源氏」の登場人物の一人一人に、身近な女性らの性格を当て嵌め、彼女らの運命を思いのままに幸せにしたり不幸にしたりすることで、シキブさんはカタルシスを感じていたのかなと… ナゴンさんとシキブさんに面識は無く、シキブさんの方がナゴンさんに対し、片思いならぬ片怨みをしていたようですが、気になるからこそ、シキブさんの意識の底からナゴンさんの面影が抜けなかったのでしょう。 本当に嫌いだったら、無関心でいられるはず。 性格的に私がナゴンさん、妹がシキブさんタイプなので、よーく解ります。 でも、一言。 ナゴンさんタイプの人から見たら、実はシキブさんタイプって羨ましいんですよ。 多分、ナゴンさんがシキブさんを知ってたなら「何かにつけ『みっともないからよしなさい』とばかり此方を睨んでくる、イイ子ぶりっ子」と貶めつつ、内心ではこう思ったんじゃないかな。 「いいなぁ、物語が次から次へと湧き上がるなんて、なんて幸せな才能かしら。 それに比べて私なんか、僅かな漢文の知識でもひけらかさなかったら、他に何があるっていうの?」 「知識を見せびらかさず謙虚に振舞えるなんて、それこそ大人の女性よ。 私はダメだわ、威張ってる男を見るとつい闘争心が湧いちゃって。 可愛くない女だと思われてるでしょうけど、自分を制御できない。 私は精神的にまだ未熟なんだわ」 そして恐らく、シキブ自身も「見えない女たちへの嫉妬に縛られる自分」が嫌だったんじゃないかな。 シキブに重なる登場人物は、生霊となり死霊となってまで、プライドに縛られずに源氏を愛せる女たちを妬み殺さずにいられない、六条の御息所。 そして桐壺更衣の没後も、美しかった更衣への嫉妬に苦しめられ、更衣の忘れ形見の源氏へ執拗な嫌がらせを繰り返す(そして自滅する)弘徽殿の女御。 …道隆一門の哀れな没落の様を見てきたにも拘らず、尚も定子サロンの花形に嫉妬し、評判を下げようとする浅ましい自分… 煩悩の断ちきれぬ六条の罪深さや弘徽殿の女御の醜さを炙り出し、罰することで、シキブは自分自身をも罰していた節があるように思います。 それにしても道長の存在感…w ナゴンさんからシキブさんに話が交代しても、典型的な成金&セクハラ男すぎて、どういうわけか逆に親しみすら覚えてしまう^^; 浅ましき男どもに引き換え、平安女子たちの何とまぁ、それぞれ比べようがないほど、魅力的なこと。 定子様も彰子様も、ナゴンさんもシキブさんも。

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